植毛の基本を知る
植毛とは一体どのようなものかご存知ですか?
近年では薄毛や抜け毛など髪の悩みをかかえている人は老若男女問わずたくさんいます。
髪の毛の悩みを解決するための方法として、育毛・発毛・増毛・かつらなどがありますが、医療面からの解決策としては植毛という方法があります。
育毛や増毛に関してはインターネットなどを通して個人が情報収集しやすくなりましたが、植毛についてはよくわからない、植毛とはどういう治療を行うのか不安という方は多いと思います。
「植毛は値段が高いのではないか?」
「植毛手術をするのはなんだか怖い」
植毛とはいったいどういう技術なのか、どのような利点・欠点があるのか、このサイトは植毛の正しい知識を理解して、植毛を髪の悩みの解決に役立てていただくことを目的としています。
植毛とは?
植毛とは、文字通り毛を植えつけることです。髪の毛がまったく無い部分や薄毛で気になる部分の頭皮に手術によって直接毛(または髪の毛の組織)を植えつける医療行為です。頭髪だけでなく、眉・まつげ・アンダーヘアなどにも植毛が可能です。
植毛を大きく分けると「自毛植毛」と「人工毛植毛」に分けられます、「人工毛植毛」についてはまだまだ問題点も多く、現在は「植毛」といえば「自毛植毛」を指し、多くのクリニックも「自毛植毛」を採用しています。
では、「自毛植毛の場合、一体どこから毛髪を移植するのか?」
どんなに薄毛が進行した人でも、ほとんどの場合、後頭部から側頭部の頭髪は残っています。側頭部から後頭部にかけての頭髪は、薄毛を誘発する男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)の影響を受けにくい髪の毛で、後頭部の毛髪は薄毛に対して高い耐性を有していると考えられます。
移植も自分自身の毛髪を使用するため、人工毛植毛で問題とされる移植後の拒絶反応はほとんどありません。
植毛された頭髪は、植えつけられた部分で半永久的に生え続けます。しっかりと定着した毛髪は加齢と共に自然な白髪になる事も確認されています。この頭髪の特徴はドナードミナントと呼ばれ、それを男性型脱毛などの薄毛治療に利用したのが自毛植毛です。
植毛の歴史
植毛の歴史は遡ると意外と古く、1800年代の19世紀には提案されていたようで、いろいろな手術方法が報告されてきました。
日本においては、1939年に奥田医師が行った火傷の治療研究が自毛植毛の原型と考えられます。これ以外にも戦前の日本では、笹川医師、田村医師らが、自毛植毛の術式に関して優れた研究を行っていました。しかし、これらの研究成果は戦争などの理由により、世界に知られることなく歴史に埋もれていきました。
この戦前に行われていた貴重な研究が、再び世に出るきっかけとなったのは、あるドイツ人医師が偶然、奥田医師の臨床研究を記した文献を発見したことによります。そして、1959年に米国のノーマン・オレントライヒ医師が奥田の研究を男性型脱毛症への手術治療法として飛躍的に発展させました。1970年以降には奥田・オレントライヒ法として世界に広がっていきました。
初期の自毛植毛はパンチ・グラフトと呼ばれ直径4〜5ミリ、20〜30本の毛髪を毛根ごとくり抜き、これを薄毛部分に植毛していくといったものでした。パンチ・グラフトでは20〜30本の頭髪が束になって生えるので自然な毛髪の流れなどを再現できず、不自然さが残るという難点がありました。それでも、このパンチ・グラフトは1990年初頭まで主な植毛術式として普及していきました。
1992年、ブラジルの医師、ウェペルが小さくした植毛株を1,000株以上植毛する方法を確立してから、自毛植毛技術は飛躍的に進歩を遂げていきます。大きな変化はその植毛株の大きさです、数10本単位の植毛株だったのが、1本、2本、3本、4本と自然に生えている毛穴単位の植毛になり、生え際なども自然な植毛へ仕上がるようになりました。パンチ・グラフトからの進化系と言えるこれらの植毛株による施術は、仕上がりが実際の毛髪に近く、傷跡も残りにくいと言うメリットがあります。反面、株分けの作業・手術に時間が掛かるといったデメリットがあります。
1993年、アメリカのダラスで初めて、国際毛髪外科学会が開催され、自毛植毛という医療技術が世界的に注目されるようになりました。それ以降、毎年開催されている国際毛髪外科学会には、世界中から植毛に精通した専門医が集まり、優れた植毛技術や植毛器具が次々と考案され、特に欧米では日本よりも盛んに行われています。
植毛の方法
植毛は大きく分けて、自毛を移植する「自毛植毛法」と人工毛を頭皮に植えつける「人工毛植毛法」があります。それぞれ、メリット・デメリットがあるので、特徴をよく理解しておく必要があります。
※専門医によるカウンセリングを必ず受けて下さい。
■ 自 毛 植毛法
自毛の組織を皮膚ごと気になる部分へ移植する方法です。男性ホルモンなどの影響を受けにくい側頭部や後頭部の、髪の毛が多く生えている部分の頭皮を毛根ごと採取します。切り取った部分はドナーと言われ、そのドナーを毛穴ごとに細かく分け、1〜3本位の子株を大量に作ります。その株分けした自毛組織を1本1本丁寧に薄毛部分に植えつけていきます。生え際やつむじ・毛の流れ・向き・分量など自由にデザインでき、自然に仕上がります。
頭皮を切り取った部分は美容外科的技術で縫合されます。最近では技術のレベルも高まり傷跡も残りにくく、また残ってしまったとしても髪の毛で隠れるのであまり気にならないようです。
自毛植毛の最大のメリットは、自分の毛髪組織を移植するので拒否反応をおこすこともなく、90%以上の高いで定着できることです。毛根も残っているので髪の毛も伸び、抜けてもまた生えてきます。毎日のメンテナンスが不要で、移植が完了すればその後のコストがかかりません。
自分の毛髪を使用する方法は、髪が抜けても生えてくるなど、髪が蘇るように感じることができるためか人気があります。
自毛植毛のデメリットは、費用が高い、脱毛や薄毛が広範囲の場合は植毛が困難、植毛した毛は一度抜けるため生え揃うまで数ヶ月かかる、などのデメリットもあります。
■ 人工毛植毛法
人工毛はカツラや増毛でも利用されていますが、特に植毛の場合は直接体内に入るので、心臓ペースメーカーや人工血管など外科手術で使用されているような、人体に無害な素材を使った人工毛を使用します。
先端がループ状になっている人工毛を皮下組織の低部に1本1本丁寧に植えつけます。毛髪の流れなどのクセも1本1本手作業で植えつけるため再現しやすく、つむじや生え際など気になる部分も自然に増量することができ、全体の毛量もバランス良く自由に調整できます。
人工毛植毛の最大のメリットは手軽さとコストです。自毛を採取しなくてもいいので自毛植毛に比べ手術時間が短時間ですみ、費用も安くなります。欲しい部分に欲しいだけの本数を植えることができるので、薄毛範囲が広い場合でも人工毛植毛は対応可能です。
ただし、人工毛植毛で心配なのが術後のアレルギー反応などのトラブルです。人工毛植毛の質がかなり向上したとはいえ、異物を頭皮に埋め込むわけですから、どうしても安全面に心配があります。アメリカではこれらの理由から人工毛植毛は法律で禁止されています。
自毛植毛法と人工毛植毛法の違い
人工毛植毛法は、人工毛を利用するので、自毛植毛法に比べ手術時間が短時間です、ドナーを切り取る必要もなく線のような傷跡が残る心配もありません。
髪の毛がまったく残っていない無毛の方でも植毛が可能です。移植する為のドナーの範囲を気にすることもなく好きな本数を植毛し自由に増量することが可能です。
自毛植毛法は、頭髪以外の部分(眉や体毛など)にも植毛が可能です。自毛を移植するので、人工毛に見られるような拒否反応(化膿や炎症などの皮膚のトラブル)や異物反応などの可能性も非常に少なく、移植部位への定着率も高くなります。定着後、数ヵ月後には髪がのび始め、通常の毛髪とかわらなくなります。
一番大きな違いは、人工植毛法で植毛した人工毛はのびませんが、自毛を毛根ごと移植する自毛植毛法は成長しのびることです。更にヘアサイクルにあわせて抜けたり生えてきたりします。
植毛までの流れ
自毛植毛の情報収集、クリニック選び
植毛は高度な技術が必要な医療行為ですのでしっかりと事前に情報収集が必要です。インターネットを利用したり、直接自毛植毛を行っているクリニックに問い合わせるのもいいでしょう。自毛植毛のクリニックによっては無料で資料請求できるところもあります。
クリニックによって特徴が異なるので、資料請求できるならば、まずは資料をよく読んで、興味を引いたクリニックに問い合わせ・相談をするのがよいと思います。
資料請求できる主な植毛クリニック
自毛植毛のためのカウンセリング
自毛植毛を受けるクリニックが絞れたらカウンセリングをしてもらいます。ほとんどの自毛植毛クリニックで無料でカウンセリングを行っています。
カウンセリングでは、頭髪の状態をチェックした上で、自毛植毛する本数やスタイル、方法など説明してくれます、後で後悔することのないようにカウンセリングの際に内容を充分確認し、トラブルを防ぐためにも希望デザインなど自分の意思ははっきり伝えておきましょう。
自毛植毛のための検査
植毛する場合はその適性を把握するために、健康診断を実施いたします。血液検査(肝機能、B型肝炎など)などのメディカルチェックと適性検査や頭皮の状態の問診を受けます。施術には麻酔を使用しますので慎重に検査をする必要があります。また、担当医師との充分なインフォームドコンセント(医師と患者の相互理解)が必要です。こうした事前検査は植毛する上で不可欠なものです。
自毛植毛手術
- 準備・ドナー採取
植毛手術後はしばらく洗髪できないため、手術当日は事前にシャンプーを済ませておくとよいです。麻酔の使用などもあるので、当日の体調はしっかりと整えるよう努めましょう。
手術前にメディカルチェックを受け、体調の確認をします。実際に植毛を行う部分のデザインを決めます。
植毛部分のデザインが決まったら麻酔を行います。局所麻酔ですので、手術中にデザインを確認しながら植毛を受けることも可能です。
そして、植毛用の移植片(ドナー)の採取に移ります。主に側頭部や後頭部から採取します。自毛植毛する本数にもよりますが、一般的には幅1cm、長さ12cmほどを採取します。採取が終わったら、採取部分を縫合していきます。
- グラフト作成
採取したドナーは手作業で切り分け・分割していきます。切り分けられたドナーは「株」または「グラフト」と呼ばれ、この分割作業は「株分け」などと言われています。一般的に1株1本〜3本程に細分化していきます。この時に発毛に関わる毛根を傷めないよう細心の注意が必要です。
- 移植
株分けが終わると移植します。まず毛髪を移植する部分に小さな穴を開け、1株あたり1〜3本からなるグラフトを仕上がりデザインに従って、1株、1株を手作業で植えていきます。
自毛植毛法では、1回あたり1500〜2000本の植毛に要する手術時間は約4〜5時間。
自毛植毛する部分が広範囲の場合は、数ヶ月の間隔をあけて数回の植毛を行います。
- 手術後
植毛は入院の必要もなくその日のうちに帰宅できます。1週ほどで抜糸をします。植毛した毛が生着するまで(個人差があり4日〜1週間)はそっとしておかなければなりません。シャンプーも約1週間はできません。手術後のアフターケアは医師の指示に従い、しっかりと検診も受ける必要があります。
植毛費用について
植毛は多くの場合、美容整形と同じく医療費控除の対象にはなりません。
自毛植毛も人工毛植毛も植毛する毛髪の量によって費用は異なります、クリニックによっても費用は異なるのでカウンセリング時に本数や費用を最終確認しましょう。
費用の目安として、手術費に15〜20万、1本あたり500〜1,200円位かかります。500本・1000本・1500本単位でいくらという費用を提示しているクリニックがほとんどですが、希望本数により費用も変更することができます。
植毛と他の増毛法との比較
- 植毛と育毛剤との比較
育毛の方法はさまざまです。最も一般的なのは市販の育毛剤を使う育毛法です。現在、各種多様な育毛剤が発売されていますが、必ずしも万人に効果があるとされるものはありません。効果は人によって異なります。発毛する人もいれば、まったく効果が無い人もいます。
そういう点では自毛植毛は非常に確実性の高い増毛法といえます。
自毛植毛の場合、最近では90%以上の定着率がありますので、育毛のように個人差なく発毛できます。
- 植毛とカツラとの比較
植毛に対してもっとも大きなメリットは、短時間でヘアスタイルを変えることができ、満足のいく毛量を手に入れることができる手軽さと言えます。
植毛の場合は、植毛してもきちんと生え揃うまでに数ヶ月かかります、また薄毛の範囲が広すぎる場合は、植毛が困難になります。
植毛は1度定着すれば、以後のメンテナンスは必要ありません。
カツラは定期的にメンテナンスの必要があります。カツラ自体が消耗品であるため、買い換えの必要性もでてきます。使い続けるためには維持費がかかるので、長い目で見た場合、カツラのほうが高価といえます。
- 植毛と増毛との比較
増毛は、1本の自毛に複数の人工毛髪を結びつけて、自分の毛以外の方法で人工的に髪を増やす方法です。増量のボリュームも自由に調節でき短時間に気軽に行えます。しかし自毛がのびると根元に結びつけていた人工毛の結び目も浮びあがってくるので、根元に戻すというメンテナンスを繰り返すこととなり、結果的には大変費用がかかります。また、結びつけている自毛に負荷がかかるようになり、増毛した人工毛と一緒に抜け落ちてしまうことがあります。
植毛は1度定着するば、以後のメンテナンスは必要ありません。
植毛は他の増毛法と比べても利点が多く、薄毛で悩んでいる人には大きな満足感を得ることが出来る増毛方法と言えます。
植毛クリニック一覧
資料請求できる主な植毛クリニックです。
アイランドタワークリニック
中野浩一、AGAからの脱却。「自分の髪が一番!」植毛体験記はこちら
植毛ならアイランドタワークリニック!
ニドー植毛相談所
『自毛植毛』も『人工毛植毛』ニドー植毛相談所
高須クリニック
男性の悩みに高須クリニックはお答えします。まずは資料請求を。
上野クリニック
上野クリニック
紀尾井町クリニック
紀尾井町クリニック
ウェルネス新宿クリニック
ウェルネス新宿クリニック
ヨコ美クリニック
ヨコ美クリニック
他にも全国たくさんの植毛クリニックがありますので、ネット検索などして資料請求してみましょう。
検索する場合は、検索語句として「植毛 クリニック 資料請求」もしくは「植毛 クリニック 資料請求 地名」として検索するとよいです。
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